その石は海岸を散歩していると、見つかることがあるようだ
620万円!
追記:1500万円に値上がりしました!
ケン・ウィルマン(Ken Wilman)さんはイヌのマッジ(Madge)を連れてイングランド北西部モアカム(Morecambe)の海岸を散歩していたところ、マッジが「ろうのような風合いの、黄色味を帯びたやや長い石」をつつき始めたという。
500万
南西部ドーセット州の海岸を父親と散歩していたネイスミス君(8歳)は、風変わりな石にふと目が留まった
3個分の価格は最大で約6700万円
この写真の表情!!!納得です!
Cricciethの海岸を飼い犬のソフィーと散歩していたイアン・フォスターさんとショーン・ケーンさん。ソフィーが発見した風変わりな“岩”3個
この石の正体は?
良い香りと他の自然物には無い色と形から『龍のよだれが固まったもの』であると中国で考えられたため、この名がついたとされている
マッコウクジラの腸内に発生する結石であり、香料の一種である
マッコウクジラから排泄された龍涎香は、水より比重が軽いため海面に浮き上がり海岸まで流れ着く
現在は商業捕鯨開始以前と同様に偶然によってしか入手できなくなっている。
どんなニオイがするのか?
生臭い匂いだが、甘みを感じる。
そのままでは生臭くてとても芳香とはいえませんが、乾燥させて乳糖を加え、微量をアルコールに浸して燃やすと、温和で高尚な香りがします。その香りは抹香というモクレン科のシキミの葉を粉にして作ったお香に似ています
うーん、とりあえず、生臭いようです。
何に使われるのか?
龍涎香は香水の原材料として広く用いられており、高級ブランドが香りを持続させる保留剤として利用する場合が多い。
龍涎香は、麝香と並び古くから貴重な香料として香水や高級化粧品に使われてきた他に、薬効があり、カタルや神経症に効き、刺激剤であり、とくに媚薬として用いられてきました。
竜涎香を使っていたとしてクレオパトラや楊貴妃の名前も残っています。
どこで見つかっているのか?
日本の海岸のどこかに、打ち上っている可能性が高いかも!!!
龍涎香の多くは、アフリカ、インド、日本、スマトラ、ニュージーランド、ブラジルなどの海上で発見されています。捕鯨国日本及び旧ソビエトが最大の産地です。天然の精製をしない龍挺香は決してよい匂いとはいえず、長期間海上を漂流した夾雑物のないものが珍重されます。
見分け方
いろいろな色であったり、形であったり、表面であったりするので海岸に打ちあがる”ゴミ”の中から、竜涎香の識別は難しいのです
大きさや形は様々で、廃油ボールのような黒い固まりに見えたり、大理石模様のウレタンの固まりのように見えたり。
大きな特徴は、匂いを嗅ぐと牛糞の香りがするそうです。
今まで発見した人達のように、犬を連れて海岸を散歩して黄色っぽい臭い石を探すのが、一番確率が高いのかもしれません・・・